堅実の民
堅実の民は反省する。
各民族には、「戦略研究所」というものがあり、周辺事情を含めて盛んな考察がされている。
「外交戦略」もそれを参考にして決められている。
しかし、次の態度が無いのは不思議だ。
→ 「戦争そのもの」を反省する
日本という国家は、戦闘の民として発足したユダ族の末裔であり、「勇猛果敢」を国是としていたのは「戦いぶり」からも読めるだろう。
戦闘の民ユダは、常に民族の最前線を進んで行く「先頭の民」でもあった。
彼らは軍神を頼りとしていた戦国武将のようにも思えるがいわゆる「戦争屋」ではない。
価値観は「勇士の戦い」にあるが、決して戦争を起こすのを好んでなかったはずである。
「戦略研究」というものは、「戦争が常に起きる」という姿勢で身構えているのだが、戦争など無いに越したことはない。
ならば、「戦争をしない研究」というものが論題にされないのはどうしてだろう。
■天界の事情
実は、状況を導く神に二つある。
お馴染み「ホレブの神」を思い出そう。
前の神→ 潔癖症・短気
後の神→ 温厚・温情の神
選民は、この二つの神から綱引きされている。
それを示すのは、神社の注連縄である。
注連縄→ (状況を)示す縄
左右の柱が綱を引いており、その柱は神である。
前の神は、常に「先攻」である。
突然の嵐のような状況に国家を追い込むから「戦略」では間に合わない。
◉【風雲急を告げる】の意味と使い方や例文 – ことわざ・慣用句の百科事典 https://proverb-encyclopedia.com/huunkyuwotugeru/
「普段から、嵐への対処をしておくべき」と考えるのは道理かも知れないが、日本がもし「後の神」に頼っていたら、嵐そのものが消されていただろう。
ルカ8章
22 ある日のこと、イエスは弟子たちと舟に乗り込み、「湖の向こう岸へ渡ろう」と言われたので、一同が船出した。
23 渡って行く間に、イエスは眠ってしまわれた。すると突風が湖に吹きおろしてきたので、彼らは水をかぶって危険になった。
24 そこで、みそばに寄ってきてイエスを起し、「先生、先生、わたしたちは死にそうです」と言った。イエスは起き上がって、風と荒浪とをおしかりになると、止んでなぎになった。
25 イエスは彼らに言われた、「あなたがたの信仰は、どこにあるのか」。彼らは恐れ驚いて互に言い合った、「いったい、このかたはだれだろう。お命じになると、風も水も従うとは」。
日本に「イエスの宮」がある。
→ 伊勢神宮
戦争の嵐が起きた時、その宮は眠っていた。
神輿は地下に埋没され、政府は伊勢を頼らず「靖国」(招魂社)を中心にしていたのである。
眠った理由は?→ 隠蔽・放置
神道ではこう言われる。
「神を放置すれば眠る」
だから、守りの神輿を地下に隠すなどは由々しき話。
弟子たちは戦争の荒波に揉まれ、鬼神(前の神)によって傷心状態に追い込まれた。
「後の神」は民が祈る声で目を覚まし、「平和憲法」を与えてくれた。
「平和の君」(イエスの宮)を眠らせた焼け野原に、後の神は「戦争に巻き込まれない備え」を与えてくれたのだ。
※ 鬼神はこれを崩そうとしているが、民衆の気持ちは平和憲法を守る方向にある。
■平和憲法の国らしく
戦争の坂を転がり落ちないよう与えられた楔が「平和憲法」であり、事実、泥沼のベトナム戦争・その他の戦争においても、アメリカは日本を使えなかった。
それが神業である事は、日本の戦後史が教えている。
「憲法解釈でなんとか兵を出せないか?」
鬼神に操られる指導者層は、このような形で憲法を跨ごうとする。
しかし、民衆は伊勢を頼りにしている。
「伊勢神宮の軌跡」という話を知る人は、ますます宮の力を理解するだろう。
◉動画・伊勢神宮の奇跡
【伊勢神宮の奇跡】戦時中、爆弾から守られた伊勢神宮。宇治山田空襲
この経緯は鬼神の都合が悪いので、公には広まらない。
しかし、「堅実の民」なら詳細を徹底して研究するだろう。
そして、地下に眠る神を呼び覚ますに違いない。
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