律法成就の意味
意味不明のまま通用しているのが、この聖句。
マタイ5章 (律法を成就する)
17 わたしが律法や預言者を廃するためにきた、と思ってはならない。廃するためではなく、成就するためにきたのである。
「成就する」の意味が謎とされている。
通常の解釈では、
イエスが律法学者たちの口伝を破棄し、
→ モーセからの律法を完全に当て嵌める
そんな理解が一般的。
はたしてそうだろうか?
■律法が「設置された理由」を知るべし
律法は、人を幸福にするためにあった。
(降伏させるためではない)
四角四面に当て嵌めた場合、人が苦痛で青くなる事もある。
「安息日に薪を集めた」
(「仕事をするな」という規則を破った)
判決は→ 死刑
まさに「機械的に当て嵌めて」人を不幸にしている。
律法は「原則」であっても適用を間違えると「大原則」を破ってしまう。
大原則 → 人を幸福にする
創造主の望みはそこにあるからだ。
必要を満たすための規則破りであっても、人を幸福にする道がある場合、それが主の心。
※ 例えば、大震災で道路が片側しか通れない状態では、「左側通行」という規則を破る必要が生じてくる。・・・人は臨機応変に動くだろう。しかし、「機械の心」にはそれができない。
イエスが主であれば、こんな判断を下す。
マタイ12章 (安息日の主)
そのころ、ある安息日に、イエスは麦畑の中を通られた。すると弟子たちは、空腹であったので、穂を摘んで食べはじめた。
2 パリサイ人たちがこれを見て、イエスに言った、「ごらんなさい、あなたの弟子たちが、安息日にしてはならないことをしています」。
3 そこでイエスは彼らに言われた、「あなたがたは、ダビデとその供の者たちとが飢えたとき、ダビデが何をしたか読んだことがないのか。
4 すなわち、神の家にはいって、祭司たちのほか、自分も供の者たちも食べてはならぬ供えのパンを食べたのである。
5 また、安息日に宮仕えをしている祭司たちは安息日を破っても罪にはならないことを、律法で読んだことがないのか。
6 あなたがたに言っておく。宮よりも大いなる者がここにいる。
7 『わたしが好むのは、あわれみであって、いけにえではない』とはどういう意味か知っていたなら、あなたがたは罪のない者をとがめなかったであろう。
8 人の子は安息日の主である」。
・・・
「温情」(あわれみ)の判断こそ、天の父の望み。
それが理解できる人に、額の証印が押される。
他方、「法」を「良心」の上に置き、平気で社会を運営している人々は「奇怪」。
それは「機械の心」であり、人が獣の唸り声を聞いたかのような状態に陥る。
→ 理解不能
■「獣」が意味する事柄
「獣の声」を聞いても人には理解できない。
つまり、聖書での「獣」は「理解不能」の態度や指導であり、人間では読めないバーコードのような存在である。
これもその一つ。
→ 呪文
仏教の経文はサンスクリット語のままで伝わった内容であり、いくら聞かされても「理解」が生じない。
それは、通訳にしか解らない機械語に分類される。
機械語とは?
マシン語(機械の言葉)
◉15分で分かる、高専生のための逆アセンブルして学ぶマシン語入門 https://fukuno.jig.jp/2758
以下資料より:
・・・マシン語を解読
FORI=0TO5:?HEX$([I],4),BIN$([I],16)
:NEXT 2100
0010000100000000 1841
0001100001000001 3801
0011100000000001 D1FC
1101000111111100 4608
0100011000001000 4770
0100011101110000
解読すると、下記のような動作をしていることがわかります。
R1=0 R1=R1+R0 R0=R0-1 IF !0 GOTO -2 R0=R1 RET
(引用感謝)
初心者がマシン語を見て、どのように命じているか判断できるだろうか?
(機械ならできるが、人には無理)
もし、意味不明のまま強制するなら、その相手が持つ裏の意図を読まざるを得ない。
→ 「理解させるな」
理解無き状態であれば、天は彼の額に証印を押してくれない。
つまり、イエスが教えたように、天の父が何を望んでいるか・・・を読む人の子しか、額の証印が受けられない。
クッションを被せた法を、暖かく適用せよ。
「律法成就の意味」はそこにある。
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